こんにちは。日本はゴールデンウィークですね!
こちらも、おかげさまでとてもさわやかな、過ごしやすいお天気にありがたく感じています。
先日ファスティングについて、書きましたが、
今回は、私が何回もやってみて、一番やりやすく、好きな回復期のことについて、少しだけ詳しく書いてみようと思います。
2014年にファスティング講座を受けて、4年間の2018年までは
だいたい回復期には重湯からはじめて、具なし味噌汁、おかゆへ。
とやってきました。これが、もうすごい食欲がわいてきてつらいことが多かった!!
一般的に回復食は「お粥」と周知されていますが、実はそれは水断食の時の回復食であって、田中式ファスティングメソッドのように、発酵ドリンクを使い梅干しも食べ、マグマソルトを摂りながら行うファスティング・断食において必ずしも回復食でお粥を食べる必要はありません。
たまたまみつけた田中式ファスティングという記事でこれをみつけたときはショックでした。
そこで見つけた回復食の記事は下記のようなものでした。
回復食でお粥を食べなくても良い理由
古来日本ではファスティング・断食の回復食はお粥の上澄みだけをすくった重湯だったそうです。
回復食に重湯、お粥を食べなくて良いというのか?
それは「血糖値」が大きく関わっています。
水断食とは、その名の通り、水だけで行う断食で、古来より受け継がれてきた、一種の修行のような断食法です。
水断食では断食中に糖質を摂取しないので、常に、低血糖状態です。
低血糖で死なないように体内ではグルカゴン、アドレナリン、コルチゾール、成長ホルモン、甲状腺ホルモンなどが分泌され、このホルモンの働きで血糖値を上げ、低血糖で死なないように調整します。
このような低血糖の極限の状態で断食を終了し、回復食でいきなり糖質が高い食事を食べると、
血糖値が急激に上がり、血管はボロボロに傷つき、体は高血糖状態でとても危険な状況になりえます。
回復食を摂ったとたんに、フラフラして倒れた!など聞いた事があるかも知れませんが、大抵はこのような理由でフラフラします。
このような危険な状態を回避する為、古来、断食明けは、お粥の上澄みである重湯を少しずつ食べ、少しずつ糖質を摂り入れ、血糖値を上げていきました。
これが、回復食で重湯を少しずつ食べる大きな理由の一つです。
もし、『胃がびっくりするから胃に優しい重湯から食べ始める』
というのが最大の理由であれば、重湯でなくても、野菜スープ、味噌汁などでも良いはずです。
水断食以外の現代のファスティング・断食法では発酵ドリンクを飲んだり、スムージーで糖質を摂りながら行うファスティング・断食が主流です。(実際私もドリンク、ヨーグルトなどを使いながらやっています。)
ということは、低血糖による危険と隣り合わせの方法では無く、ある程度の糖質、栄養を摂取しながら行うので、わざわざ回復食で血糖値を調整する為の重湯、お粥を摂る必要は無いのです。
お粥を食べたくなった時はお粥を食べ、スッキリ大根が食べたくなったらスッキリ大根を食べ、スムージーが飲みたくなったらスムージーを飲む(食べる?)と臨機応変に回復食を選択して構わないのだそうです。
回復食で重湯、お粥はリバウンドの原因
回復食で重湯、お粥をおすすめしないもう一つの理由はリバウンドにあります。
お米はとても美味しいです。
日本人に慣れ親しみ、神様からの恵み物として古来、大切にされてきたお米。
ぬか漬け、麹を作るのにもお米を利用し、その麹を元に味噌、しょうゆ、お酒、お酢、甘酒ができます。
このようにお米は日本人の食文化に深く根付き、愛され、食されてきています。
ファスティング・断食後は味覚がリセットされ、何を食べても美味しく感じます。
その感動の1食目にお粥を食べると口の中で何ともいえない幸せの甘みが広がり、
糖質が脳にβエンドルフィンを分泌させ、これまで感じた事のない快楽に包まれ、涙こぼれそうになるくらい。
そして、腸内細菌が未消化のお米を発酵させる事で短鎖脂肪酸を作り出し、全身のエネルギーにもなり、細胞が喜びます。
お米は素晴らしく美味しい食べ物であり、神様からの素晴らしい頂き物です。
しかし、特に日本人にとって、特別で素晴らしく美味しいお米をついつい食べ過ぎてしまうとこれが体重増加の原因となります。
とても美味しく、細胞も喜びますが一旦食べ出すとなかなか食べる手が止まりません。
ファスティング直後は膵臓がゆっくり休んでいた分、回復食を食べると一気にインスリン分泌が増えます。
回復食後にお粥を食べて、いきなり血糖値を上げ、インスリンの分泌を増やし、お粥の糖質のみの食事で2~3日過ごす事を冷静に考えればリバウンドに繋がる事は一目瞭然です。
回復食でお米を食べ、心から感動したい気持ちを抑え、回復食2~3日目から炭水化物を摂る事でリバウンドを防ぐ事ができます。
これを見たときに、なぜ私が回復期の食欲で苦しんだかがすごく腑に落ちました!
血糖値が問題だったんですね。このことを知ってからは、重湯、お粥での回復食をやめたので、それまでのように、食欲に苦しむことはかなりなくなり、楽に楽しくできるようになりました。
回復食に何を食べれば良いのか?
これは、講座で習ったこととほぼ変わりませんが、一応シェアをしますね。
回復食で腸が嫌がる食事を選ぶと、ファスティングでせっかく綺麗になった腸内環境は乱れ、悪い物を吸収する事になります。
ファスティングの醍醐味は、
何も食べない事によって、血液が汚れない事で綺麗な血液が全身の細胞に酸素、栄養素を運び、ミトコンドリアや免疫細胞を新しく生まれ変わらせる事で身体が生まれ変わる事にあります。
つまり、血液の浄化される事で細胞すべてが元気になる事にあります。
断食でせっかく綺麗になった血液を回復食で一気に汚すような食事はもってのほかです。
特に、添加物、加工食品、インスタント、ファミレス、コンビニなどの食品は避け、準備食と同じように、和食を中心に発酵食品、食物繊維、ミネラル、ビタミン、フィトケミカルが豊富な食事を心がけてください。
グルテンフリー(小麦抜き)はとてもオススメです。
ま :豆類、とうふ、納豆
ご :ごま、ナッツ、発芽させた種
に :肉、良質な肉、ジビエなど(ファスティング終了後4日間は食べない)
は :発酵食品、漬物、味噌、お酢、梅干し
や :野菜
さ :魚(ファスティング終了後4日間は食べない)
し :しいたけ、きのこ
い :芋、穀類、蕎麦
わ :わかめ、海藻
回復食期間もシュガーポイントが出て黒くなったバナナ、豆、ゴマ、ナッツ、雑穀を摂ることでドーパミン、セロトニンの分泌が増え、脳神経の働きが活性化する事で頭は冴え、素晴らしいアイディアがどんどん生まれてくる脳になります。
特に大切なのは、発酵食品、食物繊維です。
日本で手に入るものと、アメリカで手に入るものが違ったので、今回はサラダとスープを主に食べました。
また、キッチンに物が増えるのが嫌でなかなか買わなかった小型ブレンダーをかったので、
ずっとやってみたかったスムージーもつくるようになりました。(息子は大喜びで、毎朝飲んでいますし、主人も飲むようになりました。)
ファスティングをしていないときも、私は白砂糖やグルテンを食べると食欲が劇上がりする気がしているので、
こだわりすぎず、楽しみながらクリーンなものをできるだけ食べれたらいいな、と思っています。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
Have a great day!
5月も言霊教室オンラインを開催させていただきます。
ピンときたかたは、是非!ご縁に感謝です。