こんにちは。ご訪問ありがとうございます。
今日は薬が嫌いなリタイヤ薬剤師として、興味深いチャンスをいただいたので、シェアしてみたいと思います。
実は旦那様が1か月くらい前から長引く咳をしているのですが、痰に色があると言っていたので
病院にかかったほうがよいのでは?と2週間くらい前に伝えたら、このご時世、電話での診察で
お薬だけもらいに行きました。(喀痰細胞診が良いのではと思ったんですが。)
本人は最近ビールを飲むと鼻が詰まり、朝方に痰が出ると言っていたので、
アルコールもしくは麦などのアレルギー反応じゃないかな、と一緒に話していたので
抗アレルギー剤、咳止め、痰きり、まあ痰に色がついてるから抗生物質かな?
と思っていたところ、もらってきたのは咳止め(日本ではあまりつかわないもの)抗生物質(ジスロマック、これはよくつかっていました。)あと驚きの吸入薬β刺激薬!!気管支を拡張させる日本では喘息時の発作でつかうメプチンエアーのようなものでアメリカのドクターは徹底的に症状を叩き潰せばよいんだと、しっかり確認できました。
そして、薬の知識があってよかったとも感じました(笑)抗アレルギー剤は出ていませんでした。
抗生物質は飲みたそうだったから飲んでもらって(私は極力飲みませんが、いくら旦那様とはいえ、彼の意見を尊重したいので)咳止めと吸入はひどい時だけに控えるように伝えました。
咳の症状はもちろんまあま収まっていました。アレルギーの反応なら腸が大切だからということで、プロバイオティクスのサプリを4倍量で飲み、家ではできるだけグルテンフリーをやっていました。
1週間弱やったあと、週末にでかけて、好きなものを食べ、お酒も結構飲んでいたからか一昨日、薬局に行くと言い出したので、理由を確認したら、酸が上がってきていると。自分でも調べてGERDと言い始めました。
GERD=Gastroesophageal reflex disease=胃食道逆流症
調べてみると逆流性食道炎=いわゆる逆食はGERDの一つと分類されるようです。
逆食の有名な薬と言えば昔からあるザンタック、ガスターなどのH2ブロッカーと言われるもの。これは日本でも市販薬として買えるようになっていると思います。処方薬の主流はPPI(プロトンポンプ阻害薬)と言われるオメプラゾール、タケプロン、のようなものでした。またPPIの強力版、タケキャブなどもありました。アメリカではこのPPIも市販で買えます。(ランソプラゾール、オメプラゾール、ネキシウムなどOTC薬で売られているみたいです。)なので、きっと主人はこれを買いに行こうとしていたのだと思います。
どちらも胃酸を抑えるもので、
胃粘膜にあるH2(ヒスタミン)受容体をブロックして胃酸を出しすぎてしまうのを抑えるもの。(ちなみによくストレスで胃炎になる=ストレスでヒスタミンが体内で多く生成される→胃粘膜のヒスタミン受容体を刺激→胃酸が増える。というしくみと思われます。)
胃壁の細胞内にあるプロトンポンプ(細胞内のエネルギーをつかってプロトンを胃の内部へ送り、胃の中を強い酸性に保っている)を阻害して胃酸を抑えるもの。
私は西洋薬が嫌いな変人薬剤師なので、それを阻止しました。だって、胃酸が足りてなくて消化できてないのに胃酸を抑えるってどういうこと?という素朴な疑問と、PPIの長期使用による副作用はがんも含み、重篤なものも多い認識しているからです。
日本でH2ブロッカーはOTCにスイッチされていますが、PPIは長期的に安全とは認められずに処方薬にとどまっているようです。でも、私が薬局で働いていた時の内科処方にたくさんのPPI薬が含まれていて、長期に服用していた方が多いというのも現実だったりします。
主人の症状に戻りますが、寝るとき横になると咳がでるというのも、胃酸が食道、のどに酸が逆流しやすい体勢だということ思われます。鼻のつまりや鼻水などもあると横になるとのどに流れるのでそれもあるのかと思われます。
調べてみると、寝るときに頭が胃より上になるように、角度をつけるのと、体の左側を下にしたほうが逆流しにくいとことでした。右を下にすると下部食道括約筋の圧が低下して逆流しやすくなるそうです。
下部食道括約筋=Lower esophageal sphincter(LES)(ムズイ、発音できるのだろうか?)
LES is a bundle of muscles at the low end of the esophagus, where it meets the stomach. When the LES is closed, it prevents acid and stomach contents from traveling backward from the stomach.
LESは食道の下のほうにある筋肉群で、胃との境目になる。LESが閉まっていると胃酸や胃の内容物が逆流するのをふせぐ。と言うことです。
さて、私自身は逆食になったことがないので、良く調べたことがなかったのですが、どうにか薬なしで助けてあげられないだろうかと調べていると、横隔膜を動かす呼吸法エクササイズやアップルサイダービネガートニックを飲んで10年以上PPI薬を飲み続けていた人が薬を辞めた動画などを見つけました。
横隔膜=diaphragm (この言葉はヨガなどの動画で聞いたことのある言葉でしたが、昨日いろいろ調べたからか、夢の中にもでてきました!発音が不思議ですね。gが発音されないです。)
結果として今やっていることは
1.カフェイン、オレンジ、アルコール、チョコレート など刺激のあるものをとりあえず避ける。
2.消化に優しいもの食べるように心がける。
3.サプリメントをいったん中止してみる。
4.食べ物を記録してみる。
5.呼吸エクササイズ、寝る体勢に気を付けてみる。
6.ストレッサーかもしれない私がもっとやさしく接してあげる(汗)
アップルサイダービネガートニックはちょっと様子を見ながら加えてもよいのかな、とも思ってます。もし、炎症を起こしているとつらいかもしれないからです。
動画でみたアップルサイダートニックの作り方をシェアしておきます。
Dr.Nick Zyrowskiのファスティングに使うドリンクを真似して作ったと言ってました。
アップルサイダービネガー(オーガニック、生、酵母入りがおすすめ) 大さじ4
ヒマラヤンソルト(ミネラル追加)少々
シナモンパウダー(味を良くする、抗酸化作用、血糖値コントロール、種類でいくとクマリンの量がすくないセイロンシナモンが良いと思います。)小さじ1
レモンジュース(ビタミンC,抗酸化作用、腎臓、肝臓のデトックス)小さじ2
甘味ステビアドロップ 4滴(味をよくするため。ステビアについては私は?なのではちみつを加えようと思います。)
約700mlの水
これをブレンダーボトルに入れて混ぜて、1日に2回くらいに分けて飲むというものでした。
もしかしたら炎症があると刺激になりそうなので、様子をみて飲んでもらうか考えようと思いますが、私ははちみつなしでもすっぱいまま飲めるので、これからも心掛けて飲んでいこうと思います。
英語ですが、動画も貼っておきます。https://www.youtube.com/watch?v=JkJu9OAJ8l4&t=123s
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
Have a great day!!